2011-02-15 13:07:30 +0900
GitHubのdefunktが作ったCIサーバ cijoeは、とても簡単に使えるので小さなプロジェクトではおすすめ(Jenkinsのような充実機能はありません)。
ためしに、巷で話題のamatsuda/kaminariのテストをcijoeで実行してみましょう。
まずはcijoe
をインストール。
$ gem install cijoe
手元のSnowLeopard + Ruby 1.9.2だとkaminariのbundle install
中にlinecacheのインストールでコケてしまうので、1.8.7を使います。
$ ruby -v
ruby 1.8.7 (2010-12-23 patchlevel 330) [i686-darwin10.5.0]
まず、ビルド対象のリポジトリをローカルに持ってきて、rake spec
が成功するところまで確認します。
$ git clone https://github.com/amatsuda/kaminari.git
$ cd kaminari
$ bundle install --path vendor/bundle
$ rake spec
...
95 examples, 0 failures
無事にテストが成功したので、cijoeでのビルド時に実行するコマンドをgit config
で設定します。
$ git config --add cijoe.runner "rake -s spec"
cijoe
コマンドの引数にワーキングコピーのパスを指定して起動します。
$ cijoe .
$ open http://localhost:4567/
ブラウザでhttp://localhost:4567/
にアクセスすると、以下のようなページが表示されます。Octocat!
Continuous Integration with CI Joe | Flickr - Photo Sharing!
Build
ボタンを押すとHEAD
が指すコミットに対してビルドが実行されます。適当に待ってからページをリロードしましょう。
Continuous Integration with CI Joe (Success!) | Flickr - Photo Sharing!
worked
と表示され、無事にテストが成功しました。素晴らしいシンプルさ!
master
ブランチ以外を対象にビルドしたい場合は以下のようにcijoe.branch
を設定しておきます。
$ git config --add cijoe.branch deploy
他にもいくつか設定ができるので、README.mdをよく読んでお使いください。