Sooey

2011-07-08 02:21:58 +0900

7月7日に、MTL(Media Technology Labs)さんの素敵な会場をお借りしてHeroku-ja Meetup #1を開催しました。

Heroku-ja Meetup #1 | Flickr - Photo Sharing!

会場提供&Ustream配信などでサポートしていただいたMTLの@kawanetさんと@hiroohiさん、アバウトな時間配分だったにも関わらず絶妙なペース配分でトークしてくださったスピーカーのみなさん(@mitsuhiroさん、@pwimさん、@mat_akiさん、@june29さん、@komagataさん、@yebiharaさん)、そして参加していただいたみなさん、どうもありがとうございました。フィーリングで計画・運営したわりに実り多いイベントになり、とても面白かったです。参加者は総勢55名でした。

今回のトークは以下のような内容でした(スライドは順次公開されると思いますが、とりあえずURLのわかるものだけリンクしておきます)。

みなさんのトークを聞いて「みんな結構Herokuを使い込んでいるなー」と改めて思いました。Herokuを使うような人たちは何か問題が起こっても自己解決できちゃうスキルの人が多く、生活の知恵があんまり表に出てこなくてもったいないので今回のように気軽に情報交換できる場を増やしていきたいですね。

後半はビアバッシュとかBeerTalkというノリで、参加者同士あちこちで色々交流する時間でした。

こういうイベントでは勉強会+懇親会という流れが多いと思うのですが、そうするとどうしても「発表する人」と「聞きに来るお客さん」に意識が分かれてしまい、懇親会はコアな人だけの集まり…となってしまいがちな印象があります(or 勇気を出して参加したけど隅っこでカナッペをつまむ的な)。もちろんそれがハマるコミュニティもあるとは思うのですが、個人的にHeroku&Herokuユーザーには参加者同士での情報交換とかコミュニケーションをメインに集まって欲しかったのと、Heroku好きにはそれがしっくり来る雰囲気もあるんじゃないかなと感じていたので今回のようなシームレスにご歓談に移行する流れにしたのでした。

このやり方にもいい面悪い面があると思いますし、どの会場でもできるわけではないのですが(今回MTLさんにお願いした理由の1つがそれ)、みなさん話が弾まれていたようでホッとしました。ただ、まだHerokuユーザーでない方や普段あまりコミュニティに参加したことのない方へのフォローがもう少し出来ればよかったかな、という点で課題は残りました。

今回、私がHerokuのユーザーMeetupをやりたいなーと思った理由は、平たく言うと「2時間とか3時間ずっとHerokuの話をしたい・聞きたい」というそれだけです。Rubyにもクラウドにも活発な素晴らしいコミュニティはたくさんありますが、

  • Rubyの集まりだとHerokuユーザーじゃない人もいる
  • PaaSの集まりだとGAEユーザーやAzureユーザーもいる
  • クラウドの集まりだとプログラマーじゃない人もいる

というように、ずっと「Heroku、Heroku」とだけ言ってるわけにはいきません。それが、この日は「Dyno」や「Worker」だけでフツーに話が盛り上がるという実に素晴らしいヘンな空間だったわけで、いろいろヤバかったですね。

最後に、セールスフォース・ドットコムの@mitsuhiroさんからは、なかなか知ることができないHerokuの社内やワークスタイルなどを紹介していただき、またHerokuのノベルティもゲットして来られるなど、イベントを盛り上げるためにご尽力いただいてとても助かりました!ありがとうございました。

Herokuの買収発表以降、セールスフォースさんは本国でも日本でも「セールスフォースの文化とHerokuの文化のすり合わせ」にとても気を配っているんだなあとは薄々感じていましたが、今回@mitsuhiroさんとお話させていただいて感じたのは「Heroku社やHerokuユーザーコミュニティに配慮したほうがよいことがある」ということを理屈じゃなくて肌感覚でわかっている方だなあということでした。ユーザーコミュニティに絶妙な距離感で接することができる方がいるというのは、Heroku社にとってもコミュニティにとってもすごく幸運なことじゃないでしょうか。

後半褒め殺しみたいになってしまいましたが、この1日でHerokuがより好きになったというお話でした。

※日本語でHerokuの情報交換したい!という方はHeroku-ja - Google グループにもぜひご参加ください。